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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

執筆者の写真峠めぐみ

『梅雨の時期に繁殖しやすいカンジダ菌』

こんにちは。

分子栄養学アドバイザーの

峠めぐみです。


関東では、

もう梅雨明けしましたね!


大阪はまだとのことですが、

こちらもとても暑い日が続いています。


梅雨と言えば

温かく湿った場所を好むカンジダ菌

この時期とても繁殖しやすいので、

私は梅雨が苦手です。


私は膣カンジダを繰り返していたのですが、

繰り返すカンジダ、不快な症状

どうやったら再発しなくなるんだろう?

ってずっと悩んでいました。


病院の先生に聞いても、

規則正しい生活をして下さい。

とか、

免疫力下げないようにしてくださいね。

とか、、

具体的に何をすればいいか

分からないまま

膣カンジダは私の中で当たり前の

ようになっていました。


カンジダ菌は、

誰にでもいる菌なので

健康な時は悪さをしませんが、

増殖して悪さをしてくるという時は

免疫が低下しているということに

なります。


私、

やっぱり免疫力が低下してるんだな…。


そこから分子栄養学を学び始めた私は、

まずお砂糖を変えてみることにしました。


カンジダ菌は甘いものが大好きです。


糖質は、カンジダの餌になるのですが、

厳格な糖質制限というのも

エネルギー不足になりすぎるので

注意が必要です。


なので、

安藤先生がおっしゃっていた

少なくとも砂糖は断つ!ということから

まず始めてみることにしました。


また、

カンジダがいると

TCA回路、クエン酸回路、

エネルギーを作り出す回路が障害されて

しまうので、

エネルギー不足になります。


エネルギー不足になると

甘いものを食べたくなる!


そうなんです。

まさに、私は甘いものが大好き!

毎日のチョコやクッキー、スイーツは

必ず何かしら食べていました。


でもそれは、

昔から甘いものが大好きで、

私は甘いものが好きなんだ!

と思ってたんですが…

まさかカンジダ菌が関係しているなんて

思いもしませんでした。


でも甘いものって…

やめられるの??


全く自信がありません。


ずーーーっと、甘いものを毎日

食べていて、

いきなりピタッとやめれる

もんなんでしょうか??


やめれる気が全くしない!


そこで、先生の言う通り

甘いものを

スープや少量のおにぎりに

変えてみるということを始めました。


あと、毎日朝食は

食パンか菓子パンとコーヒー。


パンをご飯に変えていき、

コーヒーもカフェインレスにと、

少しずつ食べるものを

変えていきました。


それと同時に勉強も進めていき、


カンジダ菌がいると…


  • 甘いものや、 小麦への異常な欲求があること


  • アラビノースやシュウ酸、 シュセキ酸などの代謝産物が 多くなってくること →集中力がない、 頭に霧がかかったような症状がでる


  • シュウ酸がカルシウムと くっつくと、 結石ができてしまうこともある ということ


  • シュウ酸は水銀との結合力が強い ので、体内に水銀がたまりやすくなる


  • シュウ酸代謝に、 ビタミンB6が使われるので B6不足になる


  • ビタミンB6不足があると エストロゲン過剰になり イライラやメンタル状態が悪くなって 精神的なPMS症状が出ることがある


  • 難治性の低血糖をおこすこと


  • ミトコンドリア機能を低下させること


  • リーキーガットを悪化させること


  • 甲状腺機能低下の症状が でることがあること


などを知り、

影響は全身に及ぶということに

とてもビックリしました。


なので、

これらのことを知ってしまったので、

多少甘いもの欲求がでて

挫けそうになっても、

食事を少しずつ変えたり、

お砂糖を断つということが

継続できたんだと思います。


また、

カンジダ膣炎や尿道炎・水虫・口角炎

肛門がかゆいなどの既往歴がある方

腸内にカンジダ増殖の可能性が高い

という事で、改めて腸のケアの大切さを

知ることができました。


対策としては、


できるだけ繁殖した

カンジダ菌の数を減らし、

粘膜を上部にする為の

粘膜へのアプローチが重要とのこと。


安易に抗生物質を使わないこと。


なんですが、

粘膜を構成するタンパク質

ほとんどがコラーゲンなので、

基本の原材料となるタンパク質を

しっかりと摂ることも

意識したことの1つです。


自覚症状はなかったのですが、

胃酸もあまりでてないようでしたので

酢の物、酸味のあるもの

意識して摂るようにし、

消化酵素も活用しています。


そして、

コラーゲンの生成時に欠かせない

ビタミンC

ビタミンCはサプリで摂り

鉄に関しては

サプリでとってはいません。


膣カンジダを繰り返していた頃は

SIBO症状も強くあった為、

その状態で鉄サプリをとってしまうと

酵母もカンジダも鉄が大好きなので

増殖してしまうと思ったからです。


鉄欠乏はあるのだとは思うのですが

SIBOやカンジダがある場合は

鉄サプリは悪さをしてしまうことに

なってしまうので

注意が必要かと思います。


あと、カンジダ除菌について

なんですが、

膣カンジダを繰り返し、

腸内にも増殖の可能性があるだろうな

と、思っていた頃に

目についたカンジダ除菌。

とっても魅力的で、

膣カンジダにうんざりしていた私は

食いついてしまう内容だったのですが、

ダイオフ症状にビビッてしまった私は

カンジダ除菌、

実行できずでした。


でも、今となっては

それでよかったなと思います。


なぜなら、

除菌はかなり体に負担がかかるからです。


そんなことも知らずに

いろんな情報に踊らされ

食いついた私ですが、

もし今まさに1人でやろうとしている方や

悩まれている方がいらっしゃったら

少し勉強をされてからでも

いいんじゃないのかな?と思います。


そして少し話は戻りますが、

お砂糖を変えたと言いましたが

我が家では、カンジダの餌にならないと

言われているエリスリトール

使っています。


お砂糖を完全に断つ!

となると、

とてもハードルが上がってしまうので、

完全に断つという厳格なことは

しませんでしたが、

カンジダの餌になると思えば

多少は我慢もできます。


それに、お料理には必ず

お砂糖は使いますし、

お料理以外のお砂糖といえば

甘いものですよね。

甘いものが食べたくなれば

小さいおにぎりや

ボーンブロススープをちびちびと飲む。


そして、これを続けていると

いつの頃からか、

甘いもの欲求がなくなり

今ではほとんど食べません。


全く食べたくないわけではなくて、

特に食べたいという強い衝動

みたいなものはなくなって、

食べたい時は満喫します。


でも、甘いものがやめられない

当時とは全然違った感覚で、

自分でコントロールができます。


お友達とのお付き合いや

貰い物位でしか食べる事はありませんが

それでいて我慢していると言う事は

一切ない状態です。


また、お砂糖といえば

キシリトールもカンジダを殺菌する力

あると言われています。


殺菌に役立つのは

あとはココナッツオイル

強い抗菌、抗真菌作用、抗ウィルス作用

あると言われています。


MCTオイルも、主成分の

カプリル酸に強い抗真菌作用

あると言われています。


なかなかスパッと良くなるものではない

カンジダですが、

全身のいろいろなことに影響する

と言うことを知っていただき、

お家でできる事はたくさんあるんだ

と言うことも知っていただきたいと思います。


膣カンジダが当たり前と捉えず

コツコツと対策を継続していただきたいなと

思っています。


以上、長くなりましたが

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

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