こんにちは。
分子栄養学アドバイザーの峠めぐみです。
今回は、私が分子栄養学を学び、
日々の食事を見直し、
試行錯誤する中で、
色々と感じることについて
書きたいと思います。
タイトルにも書いた通り、
分子栄養学を実践する上で正解はない
ということについて。
例えば、
タンパク質はどれ位摂ればいいですか??
とか、
小麦は全く食べない方がいいですか??
とか、
このような質問があった時、
答えはその人によって違います。
それは、【個体差】
というものがあるから。
分子栄養学を学ぶうえで、
【個体差】というのは
とてもキーワードに
なってくるかと思います。
タンパク質は…
確かにとても重要です。
でも、だからと言って
タンパク質をドカ食いしてもダメだし、
プロテインとってるから大丈夫!
と、いうことでもありません。
その人が、
タンパク質を消化吸収できる状態かと
いうのがまずとても重要になってきますし、
朝・昼・夜、必要量を
きちんと摂取できるかどうかというのも、
その人のライフスタイルによって
提案の仕方は違ってきます。
小麦に関しても、
今まで小麦をそんなに食べていない人が
やめるのと、
小麦が大好きで、絶対やめられない!!
という人がやめるのでは、
やめる難しさも全然違ってきますよね。
そして、そもそも小麦を何故
やめた方がいいのか?
という点と、
自分は小麦をやめる必要が
あるのかどうか??
自分の体の今の状況を把握できてるか?
できていないか?
によっても、また行動が
変わってきたりもします。
つまり…です。
何が言いたいのかと言うと、
やっぱりタイトルです!
分子栄養学実践に
正解はないということなのです。
正解はないけど…
一般的ではない
オーダーメイドの正解は必ずあります。
だから、楽しみながらやろう!
ということ。
ここで、私が実践してきたことの中の1つ。
ボーンブロススープについて、
少しお話してみたいなと思います。
もう皆さんよくご存知ですよね!
ボーンブロススープ!
私は、腸粘膜修復・低血糖対策に
とりはじめました。
ボーンブロススープ、私は
分子栄養学を知るまで、
聞いたこともありませんでした。
なので、作るのも初めて。
正直、料理が苦手な私にとっては、
めんどくさいなぁ…というのが本音でした。
見よう見まねで作り、
完成させたものの…?
正解が分からない!!!
今まで飲んだこともありませんから、
この味で合ってる??
みんな体によくて美味しいと言うけれど…
美味しい?
美味しいか?と聞かれれば、
おいしくは…
ない。
けど別に不味くもない。
とりあえずたくさん作ったので、
それを飲み始めることにしました。
しかし、家族は全然飲んでくれず…
私は1人で飲み始めました。
ちょうどその頃は、
冬の寒い時期ということもあり、
あったまるし、こんなものなのかな?
と思いながら続けていました。
そして、続けるうちに、
何となく美味しいとも思えるようにも
なってきました。
私は、元々手羽先などの、
骨のついたお肉が苦手でした。
スープをとったあと、
焼いて食べれたらいいのですが、
それも少し抵抗があり、
捨てるのはもったいないので、
鶏ガラを使って最初の頃は作っていました。
そうするうちに、骨つきのお肉、
手羽中くらいだと、
なんとなく食べれるかな?
とチャレンジしてみると、
スープは相変わらずでしたが、
お肉は意外と食べれる!
なんなら…
子供達がめーっちゃ食べる!!!
骨をペロペロするほど、美味しいぃー!!
と、兄弟で奪い合うほどの人気!
これには私もビックリ!
スープもできて、
こんなにも喜んでくれるおかずになるなんて
最高やん!!
と、週一でつくるボーンブロススープは、
しばらく手羽中となりました。
しかし…
やっぱりボーンブロススープも
飲んでほしい。
特に長男は、
小さい頃から小麦も大好きだし、
花粉症もだし、ボーンブロススープが
飲めるようになったら
変化があるのでは??
という思いがありました。
そこで、ある日長男に、
「このスープの何があかん?」
と、聞くと
「生姜がイヤ。」
とのこと。
私はなんせ、レシピ通りにしか
料理は作れませんので、
生姜を抜いて全体の味のバランスが
崩れてしまったら、修正、立て直しは
できません。
でもまぁ、
生姜を抜いて飲んでくれるのなら…と、
生姜抜きで作ってみました。
そして長男に飲んでもらうと、
「あぁー、ニンニクも嫌。」
それ先に言ってー!!と、
思わず心の声が漏れてしまいましたが、
じゃあ次は、ニンニクなしで再チャレンジ!
…ん?なんか。臭みが。。。
という仕上がり。
これはきっとダメだなと思いながらも
長男に飲んでもらうと、
「ん?。。無理。」
…でしょうね!
まぁ確かにこれはちょっと
無理かもレベルでしたので、
しょうがない!しょうがない!笑
そんな時、サッカーの試合の合間に
簡単に用意できるスープスープを
買ってみたので、それを飲んでみてもらうと、
「うまぁー!!」と長男。
これはいけるのかぁ。
と、しばらくスープスープに
頼ってみることにしました。
スープスープは、家族みんな大好きで、
重宝しました。
家でも外出先でも重宝したので、
問題は、減りが早い!!という事でした。
ボーンブロススープは、
そんなにコストもかかりません。
どうにか併用できないかなぁ?
と思いながら、しばらくは楽ちん
簡単なスープスープにお世話に
なりっぱなしの日々が続きました。
飲み始めた長男の変化については、
私が思うには、なんとなく調子がいい。
という感じ。
具体的にこんな変化があった
ということは分かりませんでした。
そして、春を迎え、
少しずつあったかくなってくると共に、
スープスープを子供達も求めなくなり、
出番が減ってきてしまいました。
ボーンブロススープはと言うと、
どうしたらいいんだろう…という休戦状態。
そして子供達も飲んでくれないものを
毎週作り続ける私も、
なんとなく気が重たくなってきて、
ボーンブロス、ちょっと面倒くさいなぁと、
作らない日がしばらく続きました。
そうすると、
割と今まで調子が良かった体が、
アレ?あれアレ??という感じで、
飲み続けている時は調子がいい!
というよりも、飲まなくなってから
ボーンブロススープ良かったな。
と実感する事が私の場合は
とても分かりやすかったように思います。
そんなある日、
宅配サービスを頼んでいる我が家ですが、
ふと目にとまったものがありました。
それはセットになっている食材キット。
具材は全てカットされていて、
付属の作り方を見ながらあっという間に
1品できちゃうというものでした。
その中に、とり手羽とトッポギの白湯風
というものがあったのです。
一回試しに注文してみました。
届くと早速作ってみることに。
具材がカットされているので、
作るのは簡単!
調味料を入れて、煮込むだけ!
とっても簡単にでき、肝心の味も…
美味しいぃー!!!
しかし、セットの中にあった生姜を
そのまま入れてしまい、
長男は無理!と言ってましたが、
後日、具材を揃えて、
生姜抜きで作ってみることにしました。
すると…
試しに飲んでみた私は、
これはイケる!と、確信!!
美味しいスープができました。
早速長男に飲んでもらうと、
「うん!これはイケる!!」
との事。
ヤッター!!!
これで我が家の定番の
ボーンブロススープが決定しました。
そしてこのボーンブロススープ。
以前は大量にまとめて作っていたのですが、
作る頻度も、2日に1回に変化しました。
その方が、煮込む時間こそかかるものの、
私的には毎日お味噌汁を作るかの
ような感覚で、とてもハードルが下がりました。
ちなみに…野菜はほぼ入れません。
気が向いた時に入れる事はありますが、
入れない方がなんだか味も好み。
シンプルなボーンブロススープですが、
我が家にはとても合っているのです。
と、この通り、ボーンブロススープ
ひとつにしても、
我が家ではこれだけの過程があり、
試行錯誤しました。
理由があって、とりいれたいものでも、
子供が食べてくれないということは
結構多いですよね。
それにボーンブロススープをつくる
モチベーションの継続、
私のように料理が苦手な方は
これもけっこう難しいんじゃないかな?
と思います。
でも継続していくために、
目的を明確にしたり、
ハードルを低く設定することなど
できることからとりいれていく。
栄養療法を実践する上で、
その家族のライフスタイルに合った
とりいれかたや、
ママの負担にならないような
とりいれかたはそれぞれ違います。
分子栄養学を日々の生活で
実践する上で正解だけを求めてできない。
完璧を求めすぎて苦しい。
ではなく、ぜひ楽しみながら
チャレンジしていってもらえればなぁと
思います。
ちなみに私の楽しみ方は、
たまには美味しいスイーツを食べたり、
友達とランチでパスタなんかも楽しみます!
我が家はもう小麦を常備していませんが、
全く食べないというワケではなく、
私は控えた方がいいと分かってはいるけど、
厳格に小麦を断つということは
自分が苦しいから。。。
これくらいなら大丈夫!と、
子供達と、たまにのパン食なんかも
楽しみながら上手なお付き合いが
できるのも継続できる理由の
1つだと思います。
私も上手くいくことばかりではありません。
あれこれ悩んで踏み出せない…
絶対に無理!と最初から思わず、
たくさん失敗や試行錯誤しながら
色々な経験をたくさんしてきている
アドバイザーだからこそ
提案できることも
きっとあるんじゃないかなぁと思うのです。
一緒に考えて、経過を見ながら、
楽しくこれからも元気に活動できる
お手伝いができればと思っています。
以上、長くなりましたが、
最後まで読んで頂き
ありがとうございました!