HSCさんにとって
学校の先生とは?
学校の先生と言えば
皆さんにとって
どのような存在ですか?
いいイメージや
悪いイメージ
良い思い出
悪い思い出など
様々あるでしょうか。
元々小学校の教諭として
担任をしていた時には
保護者さんからも
教師に対するイメージや
昔の先生と今の先生
この10年余りの間に
大きく変わった
そんな事もよく
お話をしました。
人一倍繊細で
人一倍敏感な子
HSCさんにとって
『学校の先生』とは
どのような存在なのでしょうか。
先生の事や学校そのものが
『大切な存在』として
認識している子が多いです。
大事な大事な先生のことを
クラスメイトが呼び捨てにしたり
悪口や陰口を言うのを聞くと
自分にも言われているような
そんな気持ちになります。
先生が怒ったり
怒鳴ったりすると
ヒヤヒヤが止まりません。
それは自分に対して
怒っている訳でなくても。
声の大きな先生や
大声で怒鳴る先生のことは
苦手です。
当院に来てくれる
繊細さを持つ子は
大声で指導する先生のこと
皆苦手だと相談してくれます。
ただ、
感情の波が激しい先生は
苦手です。
先生の表情や仕草、行動を
常によく見ています。
正確に言うと
見えて体が反応して
しまうのです。
影響を受けやすい特性は
いい影響も、悪い影響も
体が受けるのです。
機嫌が悪い先生の様子を見て
ヒヤヒヤが止まりません、、
私も昔、経験が浅かった時は
どんな時でも声を
張り上げて指導していました。
機嫌の波なども、
無意識に感情を解放していた事
あったかもしれません…
何が言いたいか、
5人に1人のHSCさん
『少数派』になります。
『HSCさんの性質を
知っていること』
これが大前提です。
集団を統率する先生や
子どもに関わる仕事の方
また保護者の方は
少数派の子達に
配慮して、合わせて
いつも穏やかに
いつも落ち着いて、
そうはいかない事が
多くあります。
集団で多数派の子達を
統率する事も大切。
HSCさんにとっても
大切な事でもあります。
ですが、HSCさんの
感受性や影響力を
舐めてはいけません。
ただ、怒っていても
機嫌が悪くても
『この先生は
分かってくれている』
HSCさんについて
知ってる人や理解ある大人を
繊細で敏感な子ほど
分かっているのです。
1年間長ければもっと
長い時間一緒にいる
学校の先生
子どもたちの疲れ具合や
心身の発達
自律神経にも大きく
影響を与えます。
また1番近くで
子どもたちを育てる
保護者の方と先生の関係
これもキーになります。
先生のことを悪く言う
クラスメイトに
心を痛める子たちです。
保護者の方が家で
先生のことを悪く言ったり
批判するようなことを
子どもの前で話すことは
HSCさんにとって
いい事ではない事がほとんど。
逆に、保護者の方の表情や
家族の雰囲気などが良いと
良い影響を人一倍受けます。
コロナ禍があって余計に
変わってきた学校という場所
日々孤軍奮闘する先生
HSCさんについて
正しく理解することは
子どもと関わる人にとって
必要不可欠な要素です。
まだまだ学校現場へも
講座やSNSを通して
届けられるように
私も頑張っていきます。
【編集後記】
非常勤として
今行っている学校のお仕事は
先日夏休みに突入しました。
先日の三連休前に
理科の観察で植え替えたヘチマ
連休中の暑さで
回復不可な状態に…
タネから育てたヘチマが!
どうしよう…可哀想…
HSCさんほど
ヘチマにも感情移入します。
(素敵な事だと思います)
ジャジャーン!
別のところに予備の
ヘチマを植えていました。
理科を教えていると
この準備や予備の大切さを
感じます。
それは授業の進度などではなく
子どもたちの
モチベーションにも関わるからです。
家庭などでも
?になった時には?を。
こういった準備や予測は
必要な場合もあるかもしれません。
もちろん、受け入れるという
経験も大切ですが!
妻からは
それを家事や子育てにもっと
生かしてくれないかな??
日々そう言われている
ぎゃお先生でした…