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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

執筆者の写真大西健太

食事で改善?!花粉症対策

7期分子栄養学アドバイザーの大西健太です。


全国でスギ花粉の飛散が始まり、花粉症の方に

とっては辛い季節になりましたね。

花粉症の対策としては「薬を飲む」ということが

一般的かと思います。


しかし、薬を服用すると口の渇きや全身倦怠

感、眠気など副作用もあり「薬は飲みたくな

い!」という方も多いと思います。


でも花粉症による目のかゆみや鼻水が辛い・・・

そんな方のために今回は食事でできる花粉症

対策を簡単にご紹介します。


腸内環境を整える


花粉症の原因の一つとして腸内環境との関係

が指摘されています。


マスクや眼鏡で花粉症が入ってこないようにす

る対策もありかもしれませんが、そもそもの体の

機能がちゃんとしているかということが大切で

す。


「リーキーガット症候群」という言葉ご存知でしょ

うか?腸漏れという表現をされることもありま

す。


大腸には異物が体に入ってこないようにバリア

してくれる壁があります。

そこをタイトジャンクションと言います。


細胞同士がギュッとくっついているイメージを

持って頂くと分かりやすいと思います。


正常な状態であれば隙間がないため異物は

入ってこないのですが、このリーキーガット症候

群になると細胞同士の隙間が出来てしまった状

態になります。


そうなると、異物が体内に入ってきてアレルギー

反応を引き起こしやすくなる可能性が高くなって

しまいます。


腸の状態が悪くなるとアレルギー反応をおこし

やすくなる。だから花粉症対策として腸内環境を

整えることが大切なんですね。


では対策を簡単にご紹介していきます。


まずは取り除く


花粉症に限ったことではないですが、栄養療法

の一歩目は「悪い物を取り除く」ことです。

腸の状態を改善するためには大きく二つありま

す。

①腸内環境を良くするものを増やす

②腸内環境を悪くするものを取り除く

そして大切なのは後者です。


どれだけ体に良い物を取り入れたとしても汚れ

てしまう方が早いんですね。

僕には1歳5か月の娘がいるのですが、一生懸

命、掃除して片づけたのに5分もしない内に部屋

はぐちゃぐちゃになります。笑

(とは言え、子供を取り除くわけにはいきません

が)

ちなみに絵具で考えるともっとわかりやすいで

す。


悪い物をまず取り除いた方が良い理由のイメー

ジはこんな感じです。


なにを取り除くの?


では腸に悪影響を及ぼすものはなんでしょう

か?

代表的なもので摂取しているものが多いのが

「小麦粉」ですね。


小麦に含まれるグルテンは腸のタイトジャンク

ションをこじ開けてしまうと言われています。

なので、まずは小麦製品を減らすことが優先

だったりします。


ただここで問題がありますよね。

「そんなの無理」です。


そうなんです、世の中には小麦製品が溢れか

えっています。いわゆるグルテンフリーという生

活は相当な覚悟がないと難しいと思います。


ただ、過剰に摂取しているのであればまずは少

摂取量を減らしてみる。


完璧ではないですがそれだけでもマシだと思い

ます。

  • 朝食はパンからご飯に変える

  • おやつのスナック菓子をおにぎりに変える

  • 洋食をお米中心の和食に変える

要するに古き良き日本人らしい食生活をしましょ

うということです。

実は僕も完全グルテンフリーの生活を試みたこ

とがあるのですが、続きませんでした・・・

本来は花粉症シーズンが始まる前、昨年の冬あ

たりから取り組んだ方が良いのですが、今から

でもやらないよりはマシです。

ベストよりベターで少しずつ改善していきましょう!


7期アドバイザー

大西健太

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