皆さまこんにちは。
8期分子栄養学アドバイザーの町田香織です。
長野県長野市でアロマと占いのサロン
「ヒーリングルーム・シャンティ」を運営しています。
私は現在49歳ですが23歳の時に
パニック障害を発症しました。
実に25年くらいもこの症状とつきあってきました。
25~26年前というとまだ
「パニック障害」という名称がなく
「不安神経症」と言っていました。
突然襲ってくる
「死んでしまうのではないか?」
「どうにかなってしまうのではないか?」
「このまま気が狂ってしまうのではないか?」
という恐怖感。
連日のように続く不安感。動悸や吐き気、
めまいなど、この症状に誰も何が起きて
いるのかわからないし、病名をつけることが
できませんでした。
とりあえず内科に行ってみるものの、
特に異常はなしで診断名はわからないまま。
吐き気も強かったため、何も食べられず、
本当に自分はこのまま死んでしまうので
はないか?と不安で不安で、
どうしたらよいか本当にわからない日々を
送っていました。
当然、それまで勤めていた会社も
辞めざるを得なくなり、どん底もどん底、
いっそのこと死んでしまいたい。
死んだ方が楽なんじゃないか?と
泣いて暮らす日々でした。
そんな状態が2年くらい続いていたと
思います。精神科にはかかっていたのですが、
あまり芳しくなかったため、病院を変えて、
しっかりと薬を飲む方針の先生に出会い、
治療をしていき、だんだんとよくなっていきました。
私の経験からも、時には薬も必要で
あると思います。
それでも、5年くらいは家から出られない
生活をしていました。信じられないでしょうが、
家から5分のところも不安で行かれないのです。
じゃあ、家にいたら安心か?といえば
家でも不安で、何も手につかないと
いうかんじで、それでも何かしていた方が
マシなので、父と庭を耕してハーブを
たくさん植えていきました。
ハーブは薬効もありますし、
良い香りもするので、
少し心も落ち着いたのだと思います。
ラベンダーでサシェやスティックを作ったり、
ミントやカモミールをハーブティーにして
よく飲んだりしました。
これは今でも飲んでいます。ミントは特に
胃の調子が悪い時には良いですね。
分子栄養学を勉強してからは、
SIBOにも良いということで改めて
飲むようになりました。
また、カモミールは眠れない時にも
いいですね。はちみつを入れると
低血糖も防げるし、おいしいですよ。
でも、カモミールはアブラムシが
たくさんつくので、ちょっと気持ち悪いですが・・・
さて、話が少し脱線しましたが
ほとんど引きこもりのような生活を
していた中で、何が辛かったかというと、
メンタルの疾患はまわりの人に
理解されないということ。
不安だと言っても
「それは大丈夫と思えないの?」
「なまけてるんじゃないか」とか
心ない言葉をあびせられるということです。
年齢的にも20代といえば、
みんな恋愛して結婚して出産していく。
幸せそうな年賀状がくるたびに
「なぜ自分はこんな当たり前のことが
できないのだろう?」と憂鬱になっていました。
それでも、ゆっくりと元気になっていき
何か仕事をしないといけないなと思うようになりました。
でも、会社に勤めることは到底できそうにない。
家で何かできないだろうか?と思った時に
ハーブの延長線でアロマテラピーの仕事を
したいと思うようになりました。
まだ、アロマテラピーが日本にやってきた
ばかりの頃です。長野ですし、
スクールもなかったと記憶しています。
独学で学び始め、そうこうしているうちに
スクールもでき、日本で最初のアロマの協会、
日本アロマ環境協会(AEAJ)ができ、
資格を取って自宅の一室で
アロマトリートメントをはじめました。
もちろん、家族には大反対されましたが・・・
また、始めたからといって、
すぐお客様が来るか?といったら
そんなこともなく、紆余曲折はありました。
体調にも波があり、良くなったり
悪くなったりを繰り返していましたが、
そんな中でも様々な自然療法を試していきました。
除霊、高額な健康食品、ヒーリング、
ホメオパシー、などなど。
誤解のないように言いますと、あくまでも
私には効果が無かったというだけで、
効果がある方もいるかもしれません。
除霊は友人の紹介で行ったのですが、
行ってみるとそこは、お世辞にも綺麗とは
いえないアパート。
中年太りのおじさんが出迎えてくれました。
時期は忘れましたが、なぜかストーブと
扇風機が両方出ていました。
部屋の中は雑然としていて、引いてある
せんべい布団にうつ伏せに寝かせられました。
そして、おじさんは手を私の背中において、
なんと!!げっぷをし出したんです。
「き、気持ち悪い。」
私はその場から逃げ出したい気持ちを
こらえていましたが、どうやら、
げっぷで霊を出した?ようでした。
お金を払い家に帰りましたが、
パニック障害がよくなることはなかったです。
はい。
気持ち悪さだけが残りました。
その他にもいろいろなエピソードがありますが、
ここでは割愛するとして。
◆分子栄養学との出会い
パニック障害が治ると聞けば、
すべて試していた私ですが
(いったいいくらかけたのか?自分でもわからないくらいです。)
いろいろと探しているうちに、
藤川徳美先生の本に出会いました。
最初はうつやパニック障害が鉄不足?は?
なんの話?ってかんじでしたが、
藤川先生の本を何冊も読むうちに
どうやら本当らしい。と理解するようになりました。
早速、病院でフェリチンを測ってみると、
なんとフェリチン値9でした。ど貧血で、
こんな状態でよく気がつかなかったなと
自分でもびっくりでしたが、
どうりでそりゃ動悸もするわけだと納得しました。
ちなみに分子栄養学クリニックにも
行きましたが、高くて続きませんでした。
さて、藤川先生の本の通りに、
メガビタミン、メガミネラル、高たんぱく、
糖質制限を開始し、あろうことかキレート鉄
(フェロケル)を3錠飲んでいました。
歯の裏側が黒くなったり、便も黒くなって
いたと思います。今考えると恐ろしいことです。
しかし、体感的には元気になっている
かんじで、自分はもうこれで治る、
フェリチンさえ上がれば良くなると思い込んでいました。
そんなある日、なんかおかしいな?
以前のようにザワザワするかんじが
増えてきたし、不安感が強くなり、
動悸もするなと思っていた矢先、
パニック障害が再燃してしまったのです。
「え?なんでこうなる?」
私は混乱しました。こんなにキレート鉄も
飲んでるし、フェリチンだって上がってるのに、
おかしいな?
これはもう独学の限界だと思い、
信頼のおける栄養カウンセラーさんの
指導を受けることにしました。
そうしたところ、副腎疲労であることがわかり、
糖質制限をやめ、むしろしっかりとり、
補食にも甘栗やふかし芋、果物などを
食べるようにしてから、徐々にに
ザワザワ感や不安感が減っていったのです。
これは個人差があると思いますが、
私の場合は時間がかかりました。
相当頑固な副腎疲労だったのでしょうね。
元々、ストイックな性格なので
余計治りづらいのだと思います。
副腎疲労傾向は今でもあるので補食は続けています。
◆分子栄養学の魅力にとりつかれる
私はすっかり分子栄養学の魅力に
とりつかれてしまいました。
栄養カウンセラーさんの知識にも
感動したし、栄養で病気がよくなるってすごい!!と。
私は栄養士の資格も持っていますが、
学校でそんなことは一言も教えてくれ
なかったし、ひたすらカロリー計算と
調理実習にあけくれる日々で、
あまり魅力を感じられなかったのです。
しかし、栄養士の資格をとろう思った
自分は、もしかしたら未来を予感していたのかもしれません。
私も栄養カウンセラーになって、
こんなふうにいろいろな人を救いたいな~と
思うようになっていったのです。
そして、ネットで探し当て、
こちらのオーソモレキュラーアカデミーの門をたたいたのです。
コロナ禍ですべてオンラインで受講できて、
私にとってはコロナ万歳でした笑。
感染症は時代を進めるというのは、本当ですね。
最後に、今パニック障害で困って
おられる方がいましたら、
一日でも早く分子栄養学に
出会っていただきたいと思います。
私もお手伝いできればと思います。
それでは、またお会いしましょう♪