こんにちは、
分子栄養学カウンセラーの勝田です。
今日は、
わたしが一時期ハマっていた
自己血糖測定器・フリースタイルリブレ!
このリブレのセンサーを用いて、
コンビニおにぎりを
血糖モニタリングした時のお話を、
シェアさせていただきたいと思います。
※フリースタイルリブレセンサーで
測定しているのは、実際には
細胞間質液中のグルコース測定になります。
◆自覚症状のない血糖値スパイク◆
わたしが分子栄養学の勉強をはじめて、
驚いていることのひとつ。
血糖コントロールが悪そうな人が案外多いこと。
血糖変動の自覚症状がある人は
少ないかと思いますが、
たとえば、
□日中の眠気
□電車のなかで寝落ちしそうになる
□些細なことでイライラする
□不安・焦燥感が出てくる
□動機がする
□手が震えて力が入らない
□頭痛・冷や汗
□口・喉が渇く
□すぐに空腹を感じる
挙げればきりがありませんが、
これらも血糖コントロールが悪い人に
よく見られる症状です。
血糖コントロールが悪い人の対策、
とくに重要になるのは
1日を通して血糖値を安定させること。
血糖値を急上昇させてもいけませんし、
空腹時間が長すぎて
低血糖になってもいけません。
とくに現代人は大人から子どもまで、
砂糖たっぷりの甘いお菓子やチョコレート、
清涼飲料を摂る習慣がある人が多く、
無自覚に血糖値スパイクを起こしている人は
多いのではないかと思います。
◆外食と血糖値◆
砂糖がたっぷりと入った甘いものは、
見るからに血糖値を上昇させそうで
分かりやすいと思います。
「わたしは甘いものを食べないから。」
と、安心してしまう人も
中にはいるかもしれませんが、
実は、血糖値を急上昇させる、
血糖値スパイクに繋がるシロモノは
甘いお菓子だけではないんです。
とくに、外食産業。
自宅キッチンにある食材・調味料を使って
作る自炊したご飯と、
お店やコンビニなどで買って食べるご飯。
たとえば煮物、サンドイッチなどなど、
同じメニューでも、自炊と外食では
血糖値の変動には差があることが多い印象です。
もちろん、
自身の現在のインスリンの効き具合、
糖尿病家系かどうか?
さらには腸内環境、自律神経の問題など。
血糖値の変動には個体差があり、
一概には言えませんが、
それにしても、
フリースタイルリブレなどを使って
日々血糖変動のおおよそを
チェックしたことがある人たちの間では、
とくにコンビニで買ったご飯は、
家で作ったご飯より
血糖値を急上昇させやすい!
ということでも有名なんです。
そのひとつが、
なんの変哲もない、
ただのおにぎりだったりします。
◆コンビニおにぎりをリブレで血糖測定◆
おにぎりと言えば、
お米と海苔と具
たったのこれだけ。
こんなにシンプルなのに?
買ったおにぎりと
手作りおにぎりとで、
そんなに血糖値に変動があるのか?
噂には聞けど、
実際のところどうなのか…
気になってきますよね。
美味しいし便利だし安いし、
出来ることならばわたしは
コンビニおにぎりをフル活用したい。
ここは白黒ハッキリさせよう
ということで、
いざ、身体を張って実験です!
まずはコンビニで購入したおにぎりの
お米と具(紅鮭)の重さを測定しました。
海苔の重さはご愛嬌です。
天然紅鮭おにぎり ¥175
米127g
紅鮭18g
手作りのおにぎりは同じく紅鮭で、
コンビニおにぎりに合わせて重さも測定し、
可能な限り再現。
初日はコンビニのおにぎり、
2日目は手作りおにぎりで、
空腹時にスタートし、
それぞれ5時間かけて血糖変動の
モニタリングをしてみました。
フリースタイルリブレのセンサーは
間質液での測定のため、
実際の血糖との誤差を把握するため
採血(電極)もたまに用いました。
◆血糖モニタリングから分かること◆
血糖値の変動には
個体差があるとは言え、
同じ人物(わたし)で
手作りとコンビニのおにぎり、
それぞれの血糖変動を比較したことで、
実験結果から
何点か収穫がありました。
◇コンビニおにぎり
・1時間で60も血糖が変動した
・血糖値が下がりやすかった
◇手作りおにぎり
・血糖変動は比較的緩やか
さらに、
余談として
コンビニおにぎりの具の少なさに
驚愕した!
ということでしょうか。
切身をほじくり出した際、
その量に思わず、商品パッケージの謳い文句
「食べ応えのある切身」を、
二度見してしまうのは、
恐らくわたしだけではないでしょう。(笑)
◆食品添加物のなせるわざ?◆
コンビニで買った鮭のおにぎりを、
自宅で出来るかぎり再現し、
手作りしたお手製おにぎり。
1日目に行ったコンビニおにぎりでの
モニタリングとは異なり、
1時間で60もの血糖変動は
起きませんでした。
間質液ではなく、
実際に採血した単発の血糖値も、
グラフにするとその変動の差が見られます。
見かけはさほど相違ない
ただのおにぎりでも、
血糖変動が異なる要因のひとつには、
食品添加物が関係している
と言われています。
お米に関して言えば、
・安いお米でもふっくら、甘くて美味しい
・誰が炊いてもムラなく炊ける
・時間が経って冷めても美味しい
など。
まさに炊飯革命とも言える食品添加物が、
コンビニおにぎりを始め
外食産業のお米(ライス)には
よく用いられるようです。
業務用としてよく用いられている
この食品添加物、
原材料に記載の義務はないようで、
見分けがつかないのですが…。
本来、お米のデンプンを食べると、
体内の消化酵素によって
ゆっくりとグルコース(糖)に
分解されていくはずが、
食品添加物を入れることによって
炊飯の段階ですでにグルコース(糖)に
変化されるようになり、
食べると血糖値が急上昇してしまうことに
繋がっているようです。
安心安全な食品添加物でも、
血糖変動という面においては、
デメリットにもなり兼ねないと言えます。
◆コンビニおにぎりは食べない方が良い?◆
コンビニのおにぎり、
時間がない時にはやはり便利です。
この実験後も、
わたしがコンビニおにぎりを食べることはあります。
ただ、やはり昔に比べると、
自宅で手作りする機会がだいぶ増えたと思います。
わたし自身、
エネルギー不足を起こさないように、
緩やかな糖(炭水化物)を
こまめに少量補給するよう
心掛けているのですが、
コンビニのおにぎりを食べると
このように血糖値が上昇しやすいので、
このことを知らないで日頃から
コンビニおにぎりばかりを食べていると、
血糖コントロールが徐々に
悪くなってしまう可能性もあるので、
3食外食しているという方は
食べ方や食べるお店には
やはり注意が必要だと感じています。
血糖コントロールがもともと良くない人は
・コンビニのおにぎりは小分けにして食べる
・先にタンパク質や食物繊維を食べる
・食前食後に軽い運動を摂り入れる
など、
ちょっとした工夫も必要かなと思います。
今回の実験で、
コンビニのおにぎりの具が
あまりに少ないことにも驚きましたし、
血糖値のことを考えると、
コンビニご飯は
忙しい時の非常食!と
思っている方が良いかもしれません。
忙しいなかでも、
お子さんや家族のいる方は、
可能な限りで、手作りおにぎりや、
お弁当をこしらえて
持たせてあげるのが良いと思います。
◆みんなは真似しないでくださいね◆
コンビニおにぎりと、手作りのおにぎり、
条件を出来るだけ同じにして
測定したかったため、
実験当日の2日間は、
朝から夕方まで
おにぎり1個で過ごすという
低血糖持ち、ミトコンドリアの状態が
決してよろしくないわたしにとって、
あまりに過酷な実験になりました。
分子栄養学を学んでいる皆さまには
この日1日のわたしの食べ方が、
とても身体に良くない!ということが分かり、
何をやっているんだと
苦笑いされてしまったかもしれません。
実験後、
わたしがドカ食いに走ってしまったことは
言うまでもありません"(-""-)"
血糖持スパイクはもちろん、
食べ方が少なく、
エネルギー不足を起こしてしまうことは
身体にとって非常に良くないことなんです。
夕方までおにぎり1個…
こんな食習慣、
良い子は決して
真似しないでくださいね。(笑)
わたしのおにぎり血糖モニタリング!
最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。