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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

執筆者の写真池谷萌絵子

メンタル不調と栄養不足

暖かく過ごしやすい日が増えてきていますが

みなさんいかがお過ごしでしょうか?


お花見やお散歩、、、

この季節は無性に外に出たくなりますね♪


ビタミンDをしっかり浴びて

免疫力を高めていきましょう!


突然ですが、

みなさんはどんな性格ですか?


明るい、社交的、几帳面、

負けず嫌い、真面目、、、


いろいろと持ち合わせているかと思います。


実はその性格、

栄養と深い関係があるのです!


今日はそんなメンタル不調と

栄養についてお話します。


私は小さいころから、

おおざっぱで楽観的だと言われてきました。


しかしある時から、自分の性格が

変化してきていることに気づきました。


どういうことかというと、


・とにかく不安感が強く心配性に

・些細な事でもイライラが止まらない

・何をするのも面倒だと感じる


あれ?私ってこんな性格だっけ?


疑問に思っていたのですが、

今になって思い返してみると

圧倒的な栄養不足だったのです…


その当時は過度な食事制限による

ダイエットをしていて

キャベツやささみが

メインの食事をしていました。


一日の摂取カロリーは1000を

切っていたと思います。


朝家を出る時に鍵がかかっているか

心配になって何度も確認してしまったり、


数分電車が遅れているだけなのに

イライラを抑えられなかったり、


夜お風呂に入るのがどうしても

面倒で諦めてしまったり…


以前なら落ち着いて要られたことが

出来なくなってしまったのです。


このようなこと

皆さんは有りませんでしょうか?


ここからはメンタル不調の症状別の

食事内容についてお伝えしていきます!


⚫︎不安感が強く心配性


まずこの言葉を聞いて

真っ先に思いつくのは「亜鉛」。


ほとんどの日本人が

不足していると言われています。


亜鉛というと牡蠣が有名ですが、

他にも赤身肉やレバーにも

多く含まれています。


ささみがほとんどだった

ダイエッターの私は

確実に亜鉛が不足していたと思います。


油揚げや小麦胚芽にも含まれますが、

量はそこまで多くありません。


ビーガンや

マクロビオティックをしている人も

欠乏しやすいので注意しましょう。


亜鉛摂取のポイントは

ビタミンCや動物性たんぱく質と

一緒に摂ること。


吸収質が大幅にアップするので

おすすめです。


⚫︎些細なことでもイライラする


これは亜鉛不足の症状の1つでもありますが、

それ以外に考えられるのは


・低血糖が起こっている

・マグネシウム不足

・ビタミンB群不足


なども考えられます。


日常生活の中でイライラしやすいのは

どの時間帯でしょうか?


私の場合は夕方でした。


昼食後から5,6時間経ち、

空腹時間が長くなってくると

低血糖が起こり、

交感神経優位になるので

怒りっぽくなりやすいです。


3時ごろに補食としてスープや茹で卵などを

食べてみると落ち着いてきますよ。


またマグネシウム不足が起こると

精神の興奮が高まり、

イライラしやすくなります。


特に加工食品や

コンビニ弁当などが多かったり、

麺やパンなどの主食だけで

食事を済ませてしまったりする人は

マグネシウムが不足しがちです。


マグネシウムが多く含まれるのは

あおさ、ゴマ、にがり、焼き海苔など。


いつもの食事にちょい足しで

補給していきましょう!


そしてビタミンB群不足も

イライラの原因かもしれません。


ビタミンB群は幸せホルモンとも言われる

セロトニンの生成に必要な栄養素。


その中でもバナナや

マグロなどに多いビタミンB6や

きのこや魚類に豊富なナイアシンは

意識して摂るのがおすすめです。


ほかにもセロトニンを作り出すためには

たんぱく質もとっても重要。


摂りすぎは胃腸に負担がかかりますが

最低でも体重×1以上は1日で摂れるよう

意識してみてくださいね。


⚫︎何をするのも面倒だと感じる


こんな症状が起こったら

まず第一に考えてほしいのが、

必要なカロリーをしっかり

摂れているかということ。


十分なカロリーが食事から得られないと、

体は省エネモードに切り替わり

最低限のエネルギーでしか動かなくなります。


朝ごはんを抜いていたり、

ファスティングなどを続けていたりする

ことはないでしょうか?


当たり前のようなことですが、

まずはカロリーをしっかり摂ること


これが一番大切です。


あとはビタミンDが不足してると

鬱っぽさや気持ちの落ち込みとった

症状が現れやすくなります。


ビタミンDは魚(特に鮭、しらす等)に

多く含まれるので、

積極的に摂ってみるようにしましょう。


そして朝起きられない

というような強い疲労感は

副腎が悲鳴を上げているかもしれません。


副腎は抗ストレスホルモンを

分泌してくれる臓器。


日常でのストレスが続くと、

副腎の働きが弱まり、

慢性疲労やうつ症状が

現れることがあります。


ちなみに私たち人間にとって

一番ストレスなことって何だと思いますか?


仕事?人間関係?


ではなく

「食べないこと」です。


食べない=死に

直結しますので

人間はカロリー不足が起こると

強いストレスを感じます。


ダイエットしている時には

カロリーは悪だと思っていましたが、

命の為に一番大切なもの


しっかり食べて適切なカロリーと栄養を摂れば

毎日イキイキと過ごせるようになりますよ!


⚫︎終わりに


今回はメンタル不調と栄養についてお話しました。


現在はしっかりと食べるようになって、

以前の心配性・短気・めんどくさがり屋な

不調はだいぶ良くなりました!


おかげで周囲の人たちとの関係も

さらに良くなった気がしています。


メンタル不調に悩む方の

食事を見直すきっかけになれば幸いです♪


本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました!


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