Coucou!
みなさま今回もスイスよりお届けします。
我が家には男の子が2人います。
14歳と12歳の思春期まっさかりです。
このくらいの年齢のお子さんをお持ちのお母さんは
お子さんのジャンクフードとの付き合い方に
頭を悩ませていませんか?
我が家は長男が小学5年生になったあたりから大変でした。
10歳くらいまではおやつに関して、
飴やポテチなどのジャンクフードは
週末の外出時や
外でスポーツするときには
食べていい。
というルールを設けていました。
平日は16時に学校が終わると、
そのまま学校の校庭で18時まで遊んでいましたが、
その時のおやつは甘くない全粒クラッカーや
玄米でできた米煎餅やフルーツなどでした。
時々文句は言われるものの、まだ小さいこともあり
約束を守っていました。
それが、成長と共に徐々に雲行きが怪しくなり、
お小遣いで安い飴をたくさん買い込んでこっそり食べたり、
卵やハムなどを使った朝食を拒否し
ヌテラ(チョコレートのペースト)を
パンにたくさんつけて食べるようになりました。
これは後にアカデミーで勉強して
成長期に必要な栄養が不足していたことを
知りましたが、当時の私はそんなことは知りませんでした。
5年生あたりから精神面も成長してきます。
その成長の過程で、
よその家と自分の家を比べはじめることは
どこのお子さんでもあることかもしれません。
次第に私の出す食事や、
おやつなどに不満を言い始めました。
「よその家はもっと
ピザやホットドックやフライドポテトを食べてる」
そんなことを言われても
「よそはよそ。うちはうち」
とそっけなく答える日々でした。
今思えば、この時にもっと長男と話をして
健康のことや栄養について
ちゃんと話すことができていたり、
おやつについてはもうすこし自由を与えていたら
結果は違ったかもしれないなぁ。
と思うことがあります。
次男は現在12歳ですが、
長男ほどジャンクフードの渇望はありません。
友達が食べていれば一緒にたべる。
時々お小遣いで飴を買って食べているようですが、
ほんの少し。
基本的にはクラッカーや米煎餅、
フルーツやオリーブ、パンとサラミなどを
おやつに食べています。
このように、同じ兄弟でも
ジャンクフードへの渇望度はちがうのです。
長男はゲームとジャンクフードが大好きで、
遊びたい、食べたいと思いながらも
私からなかなか許可されなかったので、
恨み節もあったと思います。
友達はみんなオンラインゲームしてる。
友達はみんなコーラを飲んで
ジャンクなものを食べてる。
といつも私に訴えていました。
もちろん友達全員が決してこのような
食事をしていたわけではありません。
一部の家庭でこのような食生活をしていただけです。
そこに長男自身が強く意識を向けていたのだと思います。
しかし、そんなことを理解していなかった私は
環境のせいにしていました。
長男の友人やその両親にすら批判的な気持ちを持っていました。
いろんな悪いことはいつも同じ友人から学んでくる。
私はあまり快く思っていませんでした。
でも、今となっては、それは違うということがわかります。
長男が「意識して選んでいた」ということです。
事実、次男の周りにもジャンクフードばかりを
好んで食べる友人がいて、
仲良しなのでしょっちゅう一緒に遊んでいますが、
次男も便乗してたくさん食べる。というわけではありません。
むしろ、そんなに食べたら体に悪いよ。と注意しているくらいです。
大人も子供も、私たちは自分自身で
好きなもの、気になるもの、あこがれるものを
意識して、選択しています。
これは、分子栄養学とフラワーエッセンスという
波動やエネルギーを組み合わせて活動している
私だから思うことなのですが、
どうやら私たちは、
「見たいものしか見えない」生き物のようです^^
長男の場合は
栄養の大切さや知識については、
親や学校から学んで
頭の片隅にあるのだけど、
潜在意識の中にある
自分の手に入れたい現実
(ここではジャンクフードとゲーム)に近づくように
無意識に情報を選別して
信じようとします。
なので自分にとって都合の良い友人のことばかりが
気になるのですね。
子供だけでなく
大人も同じです。
これは前回の睡眠のブログでも触れたので
すこし重複しますが、
毎日のアルコールは良くないだろうと
なんとなく気がついていましたが、
晩酌が大好きで
何年もやめられなかった私は
健康の知識よりも、
心の奥底にある
お酒を飲むことは、自分を労う儀式と
潜在意識で求めていたからです。
晩酌をやめた自分を想像できない。
やめた先にあるポジティブな状態をイメージできない
ということです。
大切なのは、やめる意識ではなく
晩酌をやめた自分の未来の
ポジティブな一面を思い描くことです。
甘いもので私と同じようなことをしている方もいると思います。
今は家では全くお酒を飲まなくなりました。
飲みたいとすら思いません。
私は潜在意識の書き変えに成功しました。
むしろ、飲んだ後は読書や資料作りなどに集中できずに
損した気にすらなります。
とはいえ、たまに友人と飲むお酒は楽しいひとときです。
話が逸れてしまいましたが、
長男がジャンクフードをやめられないのは
やめた先の自分に何の得があるのか
イメージできていないからだと思います。
その仕組みを理解した私は、
これはもう中途半端に食事やサプリメントで
サポートせずに一度病気になることで理解が
進むのではないか。と思いました。
そこで、長男に
このままジャンクフードを食べ続けるのであれば、
私は食事面やサプリのサポートはしない。
あなたがこの一年で、
あまり病気もしなくなり、
身長が10センチ以上ものび、
味覚が正常になり好き嫌いなく
食事が食べられるようになった事など
今当たり前だと思っている現実に
もう一度感謝する必要があるよ。
と伝えました。
それを聞いた長男は
「俺にはすごい解毒能力がある」
とニヤニヤしていましたが、
3泊4日で友人宅に遊びに行った翌日、
久しぶりに扁桃腺が腫れました。
本人はすぐに良くなると思っており、
3日くらいで良くなったら
また懲りずに飴を食べていました。
そうするとまた扁桃腺が腫れました。
夏休みの前半は
扁桃腺が腫れる・治るを繰り返していました。
最終的には唾も飲み込めないほど痛くなり
流石に気がついたようです。
ここまでしないと、気がつけなかったんですね。
知り合いの方から、
繰り返す扁桃腺炎は
鍼灸にいくといいよ。と言われたので
治ってもジャンクフードを毎日食べるのなら
治療の意味がないから行かない。
どうしたい?
と聞いたら、
治りたいから食べないようにする。
針治療に行きたい。と必死でした。
鍼灸医の先生が長男を診察し
甘いものの渇望は脾臓の機能が弱っているからだよ。
と説明していただきました。
君のような年齢はジャンクフードも
食べたい年頃だろうけど、
容量を超えてたくさん食べてしまうと
このように体に悪い影響がある。
大切なのはどんなに好きなものでも
少しだけにしておくということ。
脾臓というのは消化にも関係していて
体にとって大切な部分だよ。
そこに毒を溜め込まないような生活を心がけよう。
と身体中に鍼を刺しながら教えてくださいました。
脾臓をケアする漢方を処方してもらい、
毎日飲んで、
週に1回鍼治療に通いました。
不思議なことに
体調が少しずつ回復してくると共に、
ジャンクフードの渇望が薄れてきました。
脾臓が回復したからなのか、
鍼灸の先生の言うことが心に染みたのか、
本人が繰り返す扁桃腺炎で気がついたのか、
今は食べないようにしています。
暑い日はアイスクリームを食べたそうでしたが、
フルーツを凍らせておき、
それを食べていました。
これからも完全に抜くというのは
付き合いもあるし無理だと思います。
でも、執着に近いほどの渇望がなくなること、
代わりのもので満足できる経験をすることで、
ある程度衝動が抑えられるのではないかと思います。
東洋医学では甘いものの渇望は
脾臓が弱っていると考えるそうですが、
ほかの臓器にもそれぞれ対応した考えがあるそうで、
肝臓 = 酸味
心臓 = 苦味
肺 = 辛味
腎 = 塩味
だそうです。
ご参考までに。
分子栄養学的には鉄不足で
甘いものの渇望を疑います。
しかし、鉄サプリは諸刃の剣という
一面もあります。
安易に使用してしまうと
慢性炎症のある方は
炎症を助長してしまうこともあります。
私は食事内容をみて
鶏肉が続いた時には鉄サプリで
フォローしますが、
長男はおそらく副鼻腔に慢性炎症が
あるだろうなと感じていますので
食事内容はなるべく鉄分の多いものを
心がけておりますが、鉄サプリでの鉄の補給は
慎重にしております。
今回の経験で、
脾臓の働きに興味が湧き、
陰陽五行の考え方や
東洋医学の思想なども
学んでみたいと思いました。
実はフラワーエッセンスにも
「衝動性を抑える」レメディがあります。
チェリープラムというレメディは
あらゆる心の衝動性を抑えてくれますので、
甘いものだけではなく、
衝動的な行動が多いお子さんにも有効です。
一時期長男にもこのレメディを使用して
一定の効果がありましたが、
他にも感情面でサポートした方がよいものがあり
そこからチェリープラムをブレンドしていませんでした。
何が効果があるのかわからないからこそ、
いろいろ試してみることも大切だと思います。
思春期のお子さんをもつ親御さんで、
甘いものの渇望に困っていらっしゃいましたら、
鍼治療あるいは脾臓ケア
チェリープラム
鉄欠乏を疑う
などを考えてみてはいかがでしょうか?
今回、長男に有効だったのは、
「自分で経験し、
病気がなかなか回復しない現実」でしたので、
あまりサポートしすぎるのも良くないのだな。と思いました。
一度は大きくコケてみて
そこから健康への感謝と
予防することの大切さを学ぶ良い機会となったと思います。
思春期は、「失敗こそが良い薬」
それではまた次回のブログでお会いしましょう!