こんにちは。
第9期分子栄養学アドバイザーの福嶋です。
1歳と5歳の2児の母で
自身の経験から特に
乳幼児と産後の女性に向けた情報発信を
させていただいています。
先日、乳幼児と産後の女性に向けたお話会
を開催してきました。
みなさん、子どものために栄養を学ばれたい
ということで熱心に参加していただきました。
乳幼児さんの食事へのアプローチはもちろん
ですが、
わたしは、日々がんばっておられる
お母さま自身の食事や、からだのことにも
目を向けていただきたいと考えています。
子育てをしていて思うところは
子どもの食事の準備やフォローをしていると
本当に無意識に自分のことは後回しに
してしまいます。
そういったことを続けていると
もっと家族のためにがんばりたいのに
がんばれない。
≪エネルギー不足状態≫
イライラして、家族に怒ってしまう自分が
嫌になる。
≪低血糖や貧血状態≫
など、からだに不調が出たり
自分を責めるような行動をしてしまうことがあります。
母親は、子どもが健康的に育ってほしい
幸せになってほしいと願うものですが
そのためには、まずお母さま自身が
健康で幸せでいなければならないと
わたしは考えています。
そういった思いを込めて
親子に向けた講座をする際には、
お母さまの食事へのアプローチや
忙しい中でも実施できる食べ方の工夫などを
お伝えするようにしています。
今回初めて分子栄養学の観点で
栄養のお話しをさせていただいたお母さま方は
知らないことばかりだった。
普段感じていた不調について栄養のことを知って
腑に落ちた。
と言われていました。
そして、実際のお食事の内容を聞かせていただくと
朝食はほぼパン食だったり
プロテインや、サプリメントの取り方など
まだまだ分子栄養学的なアプローチを
知っていただきたいと感じることがありました。
パン食の朝食はいけないのか
わたしは、親子ともに
なるべくごはん食をおすすめしています。
その理由は、
スーパーで売られているパンのほとんどは
外国産小麦を使ったものです。
古来からお米を食べてきた日本人にとって
小麦は消化しにくいのです。
食べたものは、消化液で消化され
腸から栄養が吸収されます。
このとき、消化しきれなかった食べものは
腸を傷つけます。
これが、様々な不調へとつながるのです。
昨今腸活など、腸は重要な臓器として注目
されていますね。
あえて腸を傷つけるような食事を選ぶことは
避けたいので、毎日の朝食は、ごはん食を
おすすめします。
もうひとつ、
お米には亜鉛やビタミンなどの
栄養素が含まれています。
特に亜鉛は、成長期の子どもを含め
みんなに必要な栄養素なのに
無関心な食事をしていると
出ていくばかりで、十分に摂取するのが難しい
栄養素です。
ですので、お米からせっせと取り続けたいものです。
プロテイン、サプリメントのとり方
こちらもよくきかれる項目です。
まず、毎日とり続けるものであれば
添加物は気にかけていただきたいです。
プロテインであれば、市販のほとんどの商品に
人口甘味料が使用されています。
人口甘味料は、摂取し続けることで血糖値への
影響が出るとも言われています。
分子栄養学的に、血糖コントロールについては
重要な項目になりますので
これを乱すような物質の継続摂取は
わたしはおすすめしません。
そして、プロテインにもサプリメントにも
言えることですが
それだけを重点的にとっても、
食事に全く無頓着であれば、意味をなしません。
プロテインや、サプリメントの力を
発揮させるためには
食事から得るエネルギー(糖質やタンパク質など)が
絶対必要になります。
サプリメントをうまく活用しつつ
少しずつでもいいので、食事へのアプローチも
並行して行ってほしいです。
今後も乳幼児、お母さま
そして、すべての方が分子栄養学的アプローチ
を通じて良いからだの状態に近づけるよう
活動していきたいです。