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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

執筆者の写真藤井祥子

「ストレスと健康」

こんにちは。

分子栄養学アドバイザーの藤井祥子です。

寒いで日が続きますが、

皆さんいかがお過ごしですか?


我が家では1月半ばに高校生の長女が

コロナにかかりました。

その後、主人も陽性になり約3週間、

家に引きこもって過ごしていました。


幸い二人とも症状は軽く

(主人に至っては無症状)

病院や薬のお世話にはならなかったので

我が家としては、良かったな~という

感じでした。


思えば昨年も学校が休校になりましたよね。

その時は、私と主人は出勤したり、

買い物に行ったりと

それなりに外に出ていたので言えば

プチ引きこもり。


今回は感染者(長女、夫)と

濃厚接触者(同居家族)ということで

外出はできず、買い物はネットスーパー、

仕事はリモートワーク、と完全引きこもり。


引きこもり生活が長引くことで

いろいろと思う事や発見があったので

今回はそれについて

お伝えしたいと思います。


●引きこもり生活で気を付けていたこと 3選


①朝、決まった時間に起きる


朝日を浴びることで、


☆体内時計をリセットする

☆セロトニンの生成を促す

☆メラトニンの産生で

 夜の睡眠にも影響を与える


というようなメリットが沢山あります。

外には出れないけど、

太陽光を浴びるようにしてました。


とは言ってもカーテンと窓を開け、

光と新鮮な空気を部屋に入れるだけ(笑)。

それでも、なんとなく気分が

スキッとします。


②3食を食べる


運動していないので、

お腹があまり空きません。


が、ある程度決まった時間に

食事を食べるようにしてました。

食べる量が少なくても、とりあえず食べる。


食べない⇒低血糖

 ⇒イライラなどのメンタル不調


の悪循環に陥らないように、

気をつけていました。


ストレスを発散しにくい環境だったので

メンタル不調を起さないことが目標でした。

(一人が落ち込むと

 家全体の空気がよどむんですよね…)


③決まった時間に寝る


運動してないので、眠たくもなりません。


でも決まった時間に寝るようにしてました。

とりあえず布団に入る。

眠らなくてもいいから部屋を暗くして

「寝る」環境を作る。


とはいえ、

長女も次女も夜中に目が覚めるというので

(夜間低血糖を起こしてますね…)

ビタミンB群やマグネシウムの

サプリを飲ませたり、

寝る前に軽く果物を食べさせたり。


夜中に起きなかった息子も

朝起きて「こんな夢見た!」

リアルな夢の話をしてくれてたので

おそらくビタミンB6不足

あまり睡眠の質が良かったわけでは

なさそうでしたね(笑)。


●普段より気を付けていたこと 2選


①スキンシップ


コロナにかかってしまった長女には

あまりできませんでしたが、

トイレとお風呂以外は部屋から

出てこれない生活だったので、

食事を運んだ時に

頭をなでたり、背中をさすったり。

(もちろん長女の見ていないところで消毒)


次女と息子は膝にのせたり、

おんぶをしたり。

(もう小学校高学年ですが(笑))。


普段はあまりしないんですが、

一緒にゲームをしたり、

同じ漫画を読んだり、ドラマを見たりも。

同じ空間で同じことを楽しむように

していました。


スキンシップにより「オキシトシン」という

幸せホルモンが出ると言います。

些細なことかもしれませんが、

触れたり、しゃべったりすることで

少しでも気持ちが上向けばいいなぁと

思ってました。


②声を出して笑う


長女のコロナを家族にうつさないこと!

が一番大事だったので免疫力UPは必須

(そうは言っても主人にはうつりましたが)


食事、睡眠などの基本的な生活以外に

できることと言えば「声を出して笑う」

お笑い番組やユーチューブを見たり、

ゲームで笑ったり。


「はたらく細胞」という漫画があるのですが

笑うことで免疫細胞が元気になる場面が

あります。

「声を出して笑うこと」

ストレスを発散するお手軽な方法です。


●圧倒的ストレスには勝てない


色々と気をつけてはいましたが、

「圧倒的なストレス」には

体は勝てないんだなぁというのも

つくづく実感しました。


長女の感染、

主人も感染、

保健所からの連絡をひたすら待つ、

(待機期間が開けてから手紙が来ました)


という状況かで、次女と息子のテンションは

上がったり、下がったり。

「学校へ行けるかも!」の期待の後に

「やっぱりだめ~」が繰り返されると

ストレスのかかり方もハンパなく、

最後の1週間は同じように過ごしていても

少しずつ体調が悪くなっていきました


☆食欲が無くなる

☆眠れなくなる

☆メンタルが落ちる

☆やる気がなくなる

☆一日中ボーっとしてる

☆笑わなくなる


などなど。


かくいう私も、

主人の陽性がわかった日の夜、

体中が痒くて夜中2時に

(夜間低血糖が起こる時間に)

目が覚めるというのが二日続きました。


「解放される!」という期待から

「また10日の自宅待機…」というショックが

ストレスになって体に現れたようです。

体は正直ですねぇ(笑)。


●自宅待機を終えて


規則的な生活と食事を心がけて

どんなに体を整えても

圧倒的なストレスを前にすると

体は負けるんだな


というのが私の実感です。


逆にストレスがなくなると

体はあっという間に元気になります。


ニュースで「自宅待機10日⇒7日に短縮」が報道された日は

みんなの食欲がアップ(笑)

夜もよく眠れたようです。


ゴールが近づいたことでストレスが

大きく軽減されたんですね。

メンタルが体に及ぼす影響に

ビックリしました。


私が分子栄養学を学んでて良かったなぁと

思ったのは、私自身があまり

メンタル不調に落ちなかったこと

子供達の調子が悪くなってきても


☆食べてないもんね

☆睡眠の質が悪いしね


など、不調の原因がわかっていたので

イライラせず、子供達の相手もでき、

食事を作り続けられました。

やっぱり知識は財産です!


●ストレス発散をしよう


思い返すと、気を付けていたのは


☆朝、起きる

☆ちゃんと食べる

☆よく寝る


当たり前のことばかり(笑)。


意外かもしれないけれど

これが、体を整える一番の方法で

一番の近道です。


でも当たり前のことを実行するときに

「圧倒的なストレス」があると

できないんですね。


人によっていろんなストレスがあって、

しんどい想いをされてることも

あるかもしれません。

そんな時はストレス発散を!


ストレス発散

体(自分のもの)から

「何か」を出すのが良いそうです。


☆カラオケ⇒声

☆運動⇒汗

☆おしゃべり⇒想い

☆断捨離⇒モノ

☆深呼吸⇒息

☆マッサージ⇒体の凝り

☆買い物⇒お金

(後から後悔しない程度に(笑))


そう思うと、やけ食い

体から「出す」のではなく

「取り込む」ので、

あまりオススメできません。


私も子供達が小さいころは

イライラしまくってたので

過去に何度も「ストレス発散」と称して

夜中にヤケ食いをしてましたが、

残ったのは、翌日の胃もたれと

寝不足による疲労のみ。

体にストレスをかけただけでした。

(意味ナシですね~)


そんなくらいじゃストレス発散にならない!

というときは思い切って、


☆引っ越しをしたり

☆一人暮らしをしたり

☆会社を辞めたり


環境を大きく変えるのもアリかも。


心が上向きになると、

体も上向きになります!


心と体は車の両輪。

密接につながっているので

一緒にケアしていきたいですね。


もうしばらく窮屈な生活が続きそうですが

なるべくストレスをためすぎないように

毎日を過ごしましょう!


今回も長文をお読みいただき

ありがとうございました。

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