こんにちは。
アドバイザーの藤井祥子です。
分子栄養学に出会うまで
色々な不調に気づいてなかった私ですが
その不調の一つに
「夜の運転が苦手」
というものがありました。
夜の運転が好きな人の方が少ないですし
そもそも「それ不調なの?」と
思われる方もいるかもしれません。
私も知らなかったのですが、
ある栄養素の不足が関係していたのです。
●どうして夜の運転が苦手?
そもそも20歳で免許を取ってから
子供が幼稚園に入るころまで
十数年はペーパードライバーでした。
子供の送迎などに車を使うようになったので
運転を再開したものの、
そもそも下手(笑)。
夜の運転が苦手でも
「しょうがないよね?」と思ってました。
私が夜の運転が苦手な理由は
こんな感じでした。
★周囲が見えにくい
(ライトが当たってない所が特に!)
★ライトがまぶしすぎる
(対向車ごハイビームだとイライラ)
★トンネルの出入りに目が慣れない
(出たらカーブとかだと、もう恐怖)
私より年上の夫は↑な事はないと言うけれど
私の方が視力も悪いし、老化も早いのかも?
それとも単に私が運転が苦手だから?
などなど色々と理由をつけてました。
●目が悪いの?
実は目の不調には
ビタミンAが関係してます。
ビタミンAの働きには
次のようなものがあります。
★皮膚やのど、鼻、肺、消化管などの粘膜を
正常に保つ
⇒不足すると
風邪をひきやすい
胃腸障害 など
★目が光を感じるのに必要な
網膜の色素(ロドプシンと言います)の
主成分
⇒不足すると
暗がりでものが見えにくい
まぶしい など
そうなんです、
私にはビタミンAが不足してたのです。
ちなみに多く含まれる食品は
★レバー
★うなぎ
★卵黄
★人参など緑黄色野菜 など。
脂溶性ビタミンなので油と一緒に摂ると
体に吸収されやすくなります。
●野菜食べてるよ!
分子栄養学を学ぶ前、私の中では
「ビタミンA=緑黄色野菜」
でした。
野菜は意識して食べてるし大丈夫!
という方も多いかもしれません。
しかし、ここで一つ落とし穴が…。
せっかく食べているビタミンA、
体に吸収できているでしょうか?
ビタミンAが吸収されるのは
「小腸」です。
「小腸」で吸収されたビタミンAは
タンパク質とくっつき、
血液にのって肝臓などで蓄えられます。
そのため、
★くっつくタンパク質が少ない
★小腸粘膜が弱い
★肝機能が弱い
などの症状がある場合、
沢山食べても吸収されてないかも
しれないのです。
●ビタミンAを吸収するには?
では、せっかく食べたビタミンAを
無駄なく体に取り込むには
どうしたらいいでしょうか?
まず、ビタミンAは脂溶性なので
脂質を極端に避けていると吸収しにくく
なります。
また、脂質を取っていても
消化ができないとやっぱり吸収できません。
脂質の消化に大事なのは
胆のうからの分泌物「胆汁」です。
「胆汁」にはたくさんの働きがありますが、
その一つに
「脂質の消化を助ける」という作用が
あります。
★油モノを食べた後に胃がもたれる
★そもそも揚げ物は苦手
という場合には胆汁分泌が
うまくいってないかもしれません。
胆汁分泌にはこんなものがオススメです。
★ウルソ
(ドラッグストアで買えます)
★杜仲茶
(我が家のお茶はコレ)
★たんぽぽ茶、たんぽぽコーヒー
(ノンカフェインで妊婦さんに
よくオススメされますね)
次に、吸収する小腸粘膜は
傷んでないでしょうか?
傷む理由のひとつに
「SIBO」という小腸内で細菌が
異常繁殖するという症状があります。
未消化のものが小腸に流れ込み、
細菌が異常繁殖しガスが発生します。
そのガスの圧力に負けて
栄養を吸収する小腸のひだが
ペチャンコになったり、傷ついたりして
吸収力が落ちてしまいます。
SIBOは人によって反応する食材が違うので、
何を食べたらお腹が張るのか、
調子が悪くなったりするのか
自分で観察してみると良いですね。
私の場合は小麦、大豆などを食べすぎると
お腹が張ってくるので
食べすぎないように気をつけています。
後は、低たんぱくにならないように
しましょう。
小腸で吸収されても、
くっつくタンパク質がなければ
体の中を巡ることができません。
タンパク質は食べだめができません。
朝、昼、晩の食事に毎回
タンパク質を食べるようにしたいですね。
●まとめ
分子栄養学を学ぶ前、
真っ暗な寝室に入ると
すぐには動けませんでした。
まったく見えなかったからです。
昔に比べて
「目が慣れるのに時間がかかるなぁ」と
思うものの、まぁ待てば見えるようになるし
ということで放置。
また、太陽光がまぶしすぎて
サングラスが手放せませんでした。
特に建物から外に出るときは
目が開けられないので
サングラスをかけてから外へ。
これも別に生活に支障がなかったので
放置。
いずれの症状も
徐々に進行していったので
「年のせい」としていました。
講座を受けて栄養を補った今、
サングラスなしでも日中過ごすことができ
真っ暗な寝室でも動けるようになりました。
「年のせい」という免罪符の元、
体の声を聞けてなかったんだなぁと
思います。
年齢とともに体が思うように動かない
ことは沢山あります。
でも本当に「年のせい」だけでしょうか?
実は何かが足りないのかも…?
どこかが弱っているのかも…?
そんな風に体がサインを
出しているのかもしれません。
体の声を正しく聞けるようになるのが
分子栄養学の良いところです。
皆さんの些細な不調が
日々の食事で良くなりますように!